2022/01/19
ミシュラン、ビブグルマン入選7店

『ミシュランガイド香港マカオ2022』は来る1月19日に発行される予定だが、それに先駆け先ごろビブグルマンに選ばれた飲食店のリストが公表された。香港メディアによると、ビブグルマンは400ドル以内で料理3品が味わえることなどを基準としている。今回ビブグルマンとして掲載されている香港の飲食店は59店。そのうち新たに入選した7店は以下の通り。將軍澳にあるガチョウ料理で知られる創業70年の老舗「陳勤記鹵鵝飯店」、大圍にある広東料理店「大圍小館」、元朗にある焼きガチョウが有名な「天鴻燒鵝」、元朗にある割包(角煮まんじゅう)が人気の「倆口小吃」、彩虹にあり台湾人オーナーシェフが経営する軽食店「丁爸食府」、紅磡にある酸辣湯やしょっぱい豆乳が評判の「滿堂樂」、深水埗にある自家製の豆腐や豆製品が自慢の「公和荳品廠」。ミシュランガイドは例年は11月から12月にかけて発表されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から前回の2021年版以降、発表が年明けに持ち越された。 参考文献:香港ポスト
2022/01/17
アジア金融フォーラムに6万人参加

第15回アジア金融フォーラム(AFF)が1月10~11日にオンライン開催された。AFFは香港特別行政区の設立25周年を記念するハイライトイベ ントとして多くの話題をよび、約80カ国・地域から6万3000人以上が参加し、成功裏に幕を閉じた。今回は環境・社会・ガバナンス(ESG)、気候変動リスク、グリーン投資の動向など、いまグローバルに重要視されている様々なトピックが取り上げられ、世界経済の見通しなどを含め、あらゆる専門家が最新の知見を披露した。加えて同イベントの一環として開催された3日間にわたる「AFFディール・フロー・マッチメイキング・セッショ ン」では、投資家とプロジェクトオーナーの1対1のビジネス商談が700件以上行われ、多くの企業にとって絶好のビジネス機会を生むイベントとなった。 参考文献:香港ポスト
2022/01/14
おむすび専門店OMUSUBIオープン

香港発のおむすび専門店「華御結」を運営する百農社国際有限公司が、新たなブランド「OMUSUBI」1号店をIFCモールにオープンした。11日にはブランド設立発表会がオンライン開催された。今年で10年目をむかえる「華御結」は2011年にオープンし、現在香港で100店舗以上展開。おむすび文化を香港に広げてきた。新ブランド立ち上げにあたり同社はおむすびの安心安全への取り組みをさらに強化していく。使用する米は2017年に世界農業遺産に認定された宮城県美里町の「ひとめぼれ」で、農薬の使用を極力減らした最高品質のお米を厳選。商品パッケージや店舗デザインはより環境を配慮したものにする。米作りの過程においても、プラスチックコーティングされた肥料を使わない、メタンガスの発生を抑えるなど地球に優しい取り組みを行う。ロゴのデザインや総合プロデュースは、ユニクロを手掛けた日本を代表するクリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和氏に委託。佐藤氏によると、赤い三角形のアイコンと“OMUSUBI”という文字を三角形に組んだロゴタイプで構成し、赤いブランドカラーは「太陽の恵み」「おむすびとは人に ・地球に優しくあるべき」 続きを読む
2022/01/12
有名両替商が閉店、コロナで9割減収

外貨の交換レートが良いことで知られる両替商の「百年找換有限公司(Berlin Company Exchange Ltd.」が1月13日に閉店することが分かった。1月6日の香港メディアによると、新型コロナウイル流行が2年以上続き、中国本土との往来がなくなり、海外へ渡航できない状況から両替する客が激減。コロナ禍以前よりも9割も収入が減り、2年連続で損失が出てしまったことから閉店を決めたという。同店のレートは銀行よりも良いことで有名で、多くの市民が海外旅行前に両替に訪れ列をつくることもあった。中でも日本旅行ブームの折には日本円を求める市民の姿がよく見られた。また、投資関係者や銀行業界などビジネスで利用する顧客も多く抱えていたという。ここ数日、閉店の一報を知った客が急いで両替に訪れるなどしているそうで、十数年にわたり同店を利用してきた客からは閉店を惜しむ声が聞かれた。 参考文献:香港ポスト
2022/01/10
7日から夜6時以降は店内飲食禁止

林鄭月娥・行政長官は1月5日、オミクロン変異種ウイルスの拡散を受けて防疫措置を引き締めると発表した。5日の香港メディアによると、新措置は7日午前零時から2週間にわたり実施。飲食店の店内飲食は午後6時から午前5時まで全面禁止。飲食店の1卓当たりの利用上限はB類が2人、C類が4人、D類が6人で、顧客数の上限は現行措置を維持する。バー、フィットネスセンター、美容サロン、カラオケ、浴場、テーマパーク、劇場・映画館、博物館、スポーツ施設など15種類の指定場所は閉鎖しなければならない。地元ツアーと公海クルージングも開催停止。病院と老人ホームは恩情理由を除いて面会中止。5人以上の集まり禁止とマスク着用令も維持されるほか、7日開催予定だった大型漁農美食カーニバルや香港サイクロン、政府と立法会議員の集まりなど大規模な活動はすべて中止となる。 参考文献:香港ポスト
2022/01/07
デジタル人民元アプリがリリース

デジタル人民元(試行版)アプリが1月4日にすでにアンドロイドとアップルなどのアプリストアでリリースされ、ダウンロードが可能となった。5日付香港各紙によると、デジタル人民元(試行版)アプリは個人ユーザー向けに試行が展開されるオフィシャルサービスプラットホームで、デジタル人民元の個人おサイフケータイの開通と管理、デジタル人民元の両替・流通サービスを提供する。アプリは中国人民銀行デジタル通貨研究所が開発した。現在、デジタル人民元おサイフケータイサービスを提供しているのは中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行、招商銀行など9行。当初は深セン市、蘇州市、雄安新区、成都市の4地域と北京冬季オリンピック会場が試行地域となり、2020年10月までに上海、海南、長沙、西安、青島、大連の6地域が加わり10+1の試行地域を形成している。 参考文献:香港ポスト
2022/01/05
新年に多くの公共サービスが値上げ

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行の影響の下、多くの公共事業サービスが新たな年明けを機に値上げを開始した。1月2日付香港各紙によると、中華電力と香港電灯は1日から電気料金をそれぞれ5.8%と7%引き上げた。電気料金の水準は中華電力が過去9年で最高、香港電灯が過去16年で最高となった。新巴(ニューワールド・ファーストバス)と城巴(シティーバス)も2日から運賃を3.2%値上げした。試験機関の香港考試及評核局も今年の中高校卒業資格試験の費用を2%値上げした。 参考文献:香港ポスト
2022/01/03
旧正月前にワクチンバブルを拡大

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)オミクロン変異種ウイルスが猛威を振るう中、特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長は12月31日に記者会見を行い対策を発表した。同日の香港メディアによると、陳局長は政府が春節(旧正月)前にワクチンバブルを段階的に拡大し、飲食店や映画館などに入る市民は少なくとも1回のワクチン接種を完了していることを要求することを明らかにした。ワクチンバブルの対象になるのは飲食店、劇場・映画館、フィットネスセンター、美容サロン、図書館、公衆娯楽施設などとなっている。これら施設に関連する職員は指定の期限までにワクチン接種を完了しなければならない。陳局長はまだワクチン接種を済ませていない市民は速やかに接種すべきと指摘し、人の集まる場所やマスクを着けない集まりへの出席は避けるよう呼びかけた。 参考文献:香港ポスト
2021/12/31
元日からワクチン3回目の予約開始

特区政府衛生署の2つの科学委員会は、科興生物またはバイオNテックのワクチンを接種した市民は2回目の接種から6カ月後に3回目の接種を行えると提案した。12月25日付香港各紙によると、バイオNテックのワクチンの2回目の接種から6カ月が過ぎた人は来年1月1日午前8時から3回目接種の予約と接種が可能となる。また政府は24日、ワクチン接種センターの運営時間の拡大を発表。香港大学駐港怡医院以外の9カ所のワクチン接種センターは毎日午前8時から午後8時まで開放される。 参考文献:香港ポスト
2021/12/29
クリスマス休暇の小売り飲食が好調

今年はクリスマスホリデーの小売業や飲食業界の売り上げが好調だったという。12月27日の香港メディアが伝えた卸売及小売業界代表の立法会議員・邵家輝氏の話によると、中でも衣服、家電製品の売り上げは前年に比べ2倍の伸びになると見込まれる。寒い季節になり市民が衣服とヒーターを買うことに加え、第3期の電子消費券の支給やコロナ感染拡大が抑制され、社会情勢が安定を取り戻しつつあり、市民が本来海外旅行に費やすはずだった資金が香港市場での消費に回っていることなどが原因となり、小売業のパフォーマンスは昨年より好調になったものみている。一方、香港餐飲協会の黄家和会長は、クリスマスホリデーの飲食店の売り上げは好調で、中でもクリスマスイブとクリスマスの1日の売り上げは冬至よりも2000万ドル多い4億ドルに達するものと予測され、これは2018年以来の好成績だという。 参考文献:香港ポスト