2021/12/03
香港文化博物館でブルース・リー展

香港文化博物館で11月28日からブルース・リーに関する展示「平凡、不平凡――李小龍」が行われる。26日の香港メディアによると、同展示は特区政府康楽及文化事務署が主催、李小龍基金会と香港文化博物館が合同で準備し、星空華文伝媒電影有限公司がスポンサーで、2026年まで5年間開催される。版権の都合により展示は撮影・録画禁止となる。約400点に及ぶブルース・リーに関する展示品と写真が展示される。展示品にはブルース・リーが赤ん坊のころに着ていた衣類、香港での学生時代に使っていたフェンシングの剣とマスク、ワシントン大学の受験勉強の際のノート、タイでの『ドラゴン危機一髪』撮影時に妻にあてた手紙、最初の著作『基本中国拳法』の初版本、『燃えよドラゴン』シーンデザインの原画などが含まれている。 参考文献:香港ポスト
2021/12/01
日本などをAグループ地域に指定

特区政府は11月30日、日本、ポルトガル、スウェーデンを12月3日午前零時からAグループ地域(高リスク)に指定し、関連する香港への入境者のフライト搭乗と検疫の要求を引き締めると発表した。11月30日の香港メディアによると、日本、ポルトガル、スウェーデンでオミクロン感染者が海外から流入した症例が確認されたことに対応し、政府はこれら地域をAグループ地域に指定。12月3日午前零時に発効する。過去21日にこれら地域に滞在した非香港住民は香港への入境を禁止する。香港住民はワクチン接種を完了し、認可されたワクチン接種記録を持っていなければフライトに搭乗できない。香港への到着後は指定検疫ホテルで21日間の強制検疫を受け、その期間に6回の検査を受け、到着後26日目にコミュニティー検査センターで強制検査を受けなければならない。 参考文献:香港ポスト
2021/11/29
都市総合力ランキングで香港13位

森記念財団都市戦略研究所はこのほど最新の「世界の都市総合力ランキング」(Global Power City Index, GPCI)を発表し、香港は初めてトップ10から脱落した。11月24日の香港メディアによると、GPCIは世界の主要都市の「総合力」を経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野で複眼的に評価し、世界48都市を順位付けしている。上位5位は前年と変わらず、ロンドン、ニューヨーク、東京、パリ、シンガポールとなっている。香港は前年の9位から13位に後退。上海は前年と同じ10位を維持。北京は17位、台北は38位となっている。 参考文献:香港ポスト
2021/11/26
マカオと珠海が出入境規制を緩和
珠海市疫情防控指揮部弁公室は11月22日、「珠海―マカオ出入境管理所の防疫措置調整に関する通告」を発表した。同日の香港メディアによると、通告では23日午前1時から珠海―マカオ出入境管理所を通じて珠海に入境する者の核酸増幅検査の陰性結果証明を48時間以内から7日以内に変更し、出境に関する現行措置は変更なしと説明した。マカオ特区政府応変協調中心は香港からマカオへの入境者について、マカオに向かう交通機関に搭乗する際に72時間以内の核酸増幅検査の陰性証明を提示しなければならず、証明を提示できない非マカオ住民は入境を拒否すると発表。23日午前1時から施行される。 参考文献:香港ポスト
2021/11/24
マカオが永住者に1万パタカ支給
マカオの賀一誠・行政長官は11月16日、立法会で2022年の施政報告(施政方針演説)を発表した。17日付香港各紙によると、マカオ特区政府は赤字予算の下で引き続き永住者に1万パタカ、非永住者に6000パタカの支給を行う。マカオ特区政府は2008年に現金支給スキームを打ち出して以来、15年連続で現金支給を行うこととなった。また賀長官は特区政府が来年、「国家安全法」の改正案を提出すると発表。国家安全法は09年に施行されたが、10年余りの国際情勢の変化から改正が必要と指摘。中国本土と香港の国家安全法を参考にマカオの国家安全法を改正する必要があるとの見方を示した。 参考文献:香港ポスト
2021/11/22
科興ワクチン接種年齡を3歲からに

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチン顧問専門家委員会はこのほど会議を開き、科興生物ワクチンの接種年齢を3歳まで引き下げることを可決したもようだ。11月15日の香港メディアによると、ワクチン顧問専門家委員会の劉沢星・召集人とワクチン疾病予防科学委員会の劉宇隆・主席は同日午後、政府本庁舎で会議を行った。現在、科興生物ワクチンの接種年齢は18歳以上だが、メーカーは10月に政府に接種年齢を3歳以上に引き下げることを申請。委員会は関連データを精査した後、特区政府食物及衛生局に申請を認可するかどうかを提案する。同ワクチンは中国本土では接種年齢が3歳以上に引き下げられている。バイオNテックのワクチンの最低接種年齢は12歳となっている。 参考文献:香港ポスト
2021/11/19
初のアジア医療健康サミットを開催

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行によって医療テクノロジーが注目されているため、特区政府と香港貿易発展局(HKTDC)は11月24日、第1回アジア医療健康サミットフォーラムを開催する。11日付香港各紙によると、フォーラムはオンラインとオフラインで開催し、世界各国・地域から70人余りの医療衛生担当官、国際組織代表、医学界科学研究専門家、財界・投資家をゲストスピーカーに招く。新型コロナウイルス流行後で初めての大型医療フォーラムとなる。主催者側では1500人余りが参加すると見込んでいる。フォーラムを通じて香港、中国本土、世界のバイオテクノロジー、医療健康産業の投資・協力を促進するとともに、香港の医療健康産業科学研究と商業貿易プラットホームの優位性を示すことが期待される。 参考文献:香港ポスト
2021/11/17
本土の寒流で香港の野菜価格上昇

中国本土では天気が寒くなり、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行の反復も加わり、香港への野菜供給価格に影響が出ている。11月10日付香港各紙によると、統計ではクレソンの卸売価格は年初の1斤当たり8.9ドルから11.2ドルに上昇。ブロッコリーは1斤当たり9.6ドルから16.4ドルにまで上昇。香港輸入野菜卸売商会の袁昌・会長は「最近数カ月、多くの省で新型コロナウイルス流行がぶり返しており、輸送トラックの運転手も出入境できないため、貨物輸送に大きな問題が出ている。本土の天候が引き続き寒冷化して雪が降れば、香港市民は高い野菜を買わなければならなくなる」とコメントした。 参考文献:香港ポスト
2021/11/15
香港人の貯蓄、月平均6600ドル

香港人の毎月の平均貯蓄額は6600ドルだという。11月10日の香港メディアによると、香港存款保障委員会(Hong Kong Deposit Protection Board)が調査を実施したところ、香港人の毎月の平均貯蓄額は過去4年内で最も少ない6600ドルであることが分かった。また、回答者はいずれも貯蓄が約49万ドルあれば安心感が得られると答えた。結婚15年以内の回答者では、約30%がパートナーと共同で貯蓄目標を立てると答えたほか、夫の方が貯蓄する額が多かった。一方、妻が共同貯蓄の管理をすると答えた人は約40%に上った。 参考文献:香港ポスト
2021/11/12
小規模出入境再開案を12月に確定

特区政府は中国本土との出入境再開について、初期は1日当たり少なくとも1000人の検疫免除枠を設けることを本土に提示したが、まだ合意は得られていないもようだ。11月9日付香港各紙によると、本土との交渉が順調に進み新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行状況も抑えられれば、12月上旬に小規模な出入境再開について実施案が確定する可能性があり、来年の返還25周年の祝賀イベントまでに全面的な出入境を実現することを目指す。また国家衛生健康委員会の専門家が香港の防疫措置の視察に訪れる予定で、高級専門家組組長の鍾南山氏が来港する可能性もある。林鄭月娥・行政長官は先にメディアの取材を受けた際、出入境再開の初期は広東省に限り、深センとの陸路出入境管理所または港珠澳大橋を最初に開放することを明らかにした。検疫免除で本土に入境できる条件として、2回のワクチン接種を完了、48時間または72時間以内の核酸増幅検査の陰性証明、「安心出行」の記録アップロード、越境後に本土の健康コードシステムを使用することなどを挙げた。 参考文献:香港ポスト