2023/10/20
平均的富裕層は33歳で百万長者

億万長者になることは多くの香港人にとって共通の経済的目標だ。10月11日付香港各紙によると、香港上海銀行(HSBC)プレミア2023 年新中流階級レポートによると、香港の富裕層は平均33歳で100万ドル長者になっており、62歳までに1000万ドル長者となっていることが分かった。また回答者の17人に1人 (6 %) は1000万ドル長者の目標に達する年齢は45歳だった。回答者の60%が元手となる100万ドルを主に仕事で得ており、投資など他の収入源にはあまり頼っていないと指摘。流動資産が1000万ドルある場合、貯蓄が主なチャネルとなり、より多くの人が資産の増加を達成するために投資商品 (21%) や固定資産 (14%) を売買する傾向がある。HSBCは、調査対象となった大富豪の資産ポートフォリオのうち、流動性資金の70%がさまざまな種類の金融資産に投資されているのに対し、流動性資金が1000ドル未満の回答者は40%以上を金融資産に投資していると指摘した。彼らの資産は非営利資産であり、リスクの高い預金である。回答者の60%近くが、マクロ経済と投資環境の弱さが、大富豪になるまでの最大の課題であ 続きを読む
2023/10/18
香港科技大学が医学部を立ち上げ

香港科技大学が香港で3番目の医学部の設置を計画している。10月12日付香港各紙によると、香港科技大学が立法会議員に対し、2~3年以内に新設の医学部が開設される予定であることを明らかにした。第1陣として50人の医学生を募集し、最終的には毎年200人の医学生を育成する。香港大学や香港中文大学の医学部とは異なり、香港科技大学は学士号取得後の医学生を育成する意向で、学生が入学申請する際には医学部以外の学部の学位を取得していることが求められる。医療衛生界選出の林哲玄・議員は、現行の2大学の医学部は飽和状態にあり、学生数を増やすには新たな医学部を設立する必要があるが、医師不足を緩和するのは難しいと指摘した。香港科技大学は医学部建設計画を認めたが、具体的な詳細は明らかにしなかった。香港科技大学は最近、何陣かに分けて立法会議員の見学を受け入れ、学長とその他の経営陣が最新の開発状況や計画を紹介した。 民主建港協進連盟(民建連)の梁熙・議員は、医学部設立の過程では既存の教育スペースや寮の不足、教授不足など、依然として多くの困難に直面しているため、立法会が財政面で香港科技大学の発展を全面的に支援するはずとの 続きを読む
2023/10/16
ブルース・リーの期間限定展示、12月4日まで
稀代のアクションスターである李小龍(ブルース・リー)の逝去50周年を記念した香港文化博物館の期間限定展示「李小龍ーー経典永続/Bruce Lee: Timeless Classic」が当初予定より早く終了することが分かった。10月10日付政府公報によると、この期間限定展示は今年7月12日から館内1Fのファンクションプレイスでポップアップディスプレイとして始まり、出版物や切手、フィギュアなどブルース・リーをテーマにした流行カルチャーグッズを展示している。当初の会期は2024年1月1日までを予定していたが12月4日で終了することが決まったので、早めに参観するといいだろう。しかし館内2Fのシーマティックギャラリー6では2021年にリニューアルした展示「平凡・不平凡ーー李小龍/A Man Beyond the Ordinary: Bruce Lee exhibition」を2026年まで引き続き開催中。約400点のブルース・リーにまつわる貴重な品々を展示している。 参考文献:香港ポスト
2023/10/13
域外人材導入スキームで6万人来港

第3回香港国際人材サミットフォーラムが10月9日に開催された。同日の香港メディアによると、陳茂波・財政長官は開幕スピーチで、政府が近年、人材と企業の誘致を積極的に行っていることを紹介した。今年9月現在、各種人材導入スキームに合計16万件の申請があり、10万件余りが承認されたと述べた。その中で最も注目を集めた「ハイエンド人材導入スキーム」には5万件を超える申請があり、そのうち3万9000件余りが承認された。これまでに6万人の人材が香港に到着しており、年初に設定した政府の年間目標3万5千人を大幅に上回ったという。陳長官は「さまざまな経済圏が質の高い人材や専門家の獲得に努めている。香港や粤港澳大湾区の他の都市も、高い水準の人材を獲得するためには、国際的な人材獲得競争で突出する必要がある」と述べた。「香港人材サービス窓口」も設立され、ターゲットとなるさまざまな人材の採用戦略の策定やプロモーション・広報活動を担当し、より完全な人材リソースネットワークを構築して、香港に来た人材に雇用機会を提供していると指摘した。 参考文献:香港ポスト
2023/10/11
北環状本線、錦上路―古洞間12分

特区政府は10月6日、MTRの屯馬線と東部線を結ぶ北環状線本線に関する鉄道計画案を官報に掲載した。7日付香港各紙によると、鉄道条例に基づき市民は6日から12月5日まで関連鉄道計画案に異議を申し立てることができる。また補償請求権を有する者は、条例の定めるところにより補償を請求することができる。 提案されている北環状線の本線は、屯馬線の既存の錦上路駅と計画されている東部線古洞駅の間に約10.7キロメートルの鉄道を建設し、凹頭、牛潭尾、新田に鉄道駅を3つ増設する。プロジェクトは2034年に完了する予定だ。 政府報道官は、北環状線は北部都会区の主要な交通基幹として、東部線と屯馬線をつなぎ新界と九龍市街地を結ぶ環状鉄道を形成することになると述べた。既存の鉄道網を結び、古洞北新開発区と新田科技城へのサービスを提供し、凹頭、牛潭尾、新田の土地の潜在的な発展もたらす。 現在、道路交通機関を利用した場合、錦上路駅と古洞駅間の移動時間はピーク時に約60~80分かかるが、北環状線本線の開通後は約12分に大幅に短縮されることが見込まれる。 参考文献:香港ポスト
2023/10/09
香港鉄路博物館がリニューアルオープン
大埔にある香港鉄路博物館が10月4日、リニューアルオープンした。10月3日付政府公報によると、博物館は旧大埔墟駅の跡地にあり、今年は大埔墟駅の設立110周年にあたることからこれにちなんだ展示を行っている。さまざまな団体から寄せられた昔の写真などの資料を通じ、駅の発展や歴史、近隣コミュニティーとの関係などを知ることができる。また、このたびのリニューアルの目玉が新たに展示されることになった60号ディーゼル機関車「Peter Quick」だ。九広鉄路の第2代総経理の名前を持ち、1974年から導入されたこの機関車は、1983年に九広鉄路が全面電化する前に導入された最後のディーゼル機関車の1つ。人名の付いた香港最後の機関車だという。客車として黄金時代を担った後は、貨物車、メンテナンス車両としても活躍し、2021年に正式に引退した。戸外環境にさらされたため車体はあちこち錆びが生じ、ペンキのはげた箇所があったため、展示前に修復が施された。このほかにも香港の初代ディーゼル機関車50号などの旧型車両や興味深い資料が展示されており、鉄道ファンならずとも一度訪れたい。鉄路博物館の所在地は大埔大埔墟崇徳街13 続きを読む
2023/10/06
連休中のホテル宿泊料は倍以上

中秋節と国慶節の連休が始まり、中国本土も9月29日から8日間の「ゴールデンウイーク」を迎えた。 同日付香港各紙によると、香港旅遊業議会は計100万人の本土観光客が香港を訪れると推定。多くのホテル業界関係者はゴールデンウイーク中の売上高を楽観しており、手頃な価格のホテルや星評価の高いホテルの多くは、すでに予約率が95%に達した。政府の多くのイベントが開始されたことにより旅行者が大幅に増加した。業界関係者によると、夏の観光シーズンの客室稼働率が60~70%だったのに対し、国慶節期間の客室稼働率は90%を超えた。 観光客の増加に伴い宿泊料も上昇。人気スポットの星付きホテルのベーシックルームは平日700~900ドルから1,600ドル以上に上昇、ネイザンロード沿いの高層ホテルの一般ダブルルームも1600ドル以上で、オフシーズンの200ドルから500ドルに値上げされた。 深センからの観光客の中にはホテル代が高いため日帰り旅行を選ぶ人もいる。観光客が集まる沙田でも、4つ星ホテルのキングサイズベッドルームの一泊の宿泊料が平日の847ドルから20日には1819ドルまで値上がりし、国慶節では2倍以上に上昇 続きを読む
2023/10/04
中秋・国慶連休中に50万人が出境

9月30日から中秋節と国慶節(建国記念日)の連休が正式に始まり、多くの市民や観光客が香港を出入りしている。10月1日付香港各紙によると、入境事務処は先に陸路出境のピークは9月30日、入境のピークは10月2日になると予想していた。入境事務処の統計によると、9月30日午後9時現在、延べ約82万5000人が出入境し、そのうち約50万3000人が出境しており、少なくとも41万人が羅湖、落馬洲、高速鉄道駅を通じて陸路で中国本土へ出境、全体の約80%を占めた。入境者数は約32万2000人で、特に羅湖口岸経由での香港への入境が最も多い約 6 万人となっている。出境に関しても最も多い約10万 8000人が羅湖を経由。次いで約9万5000人が落馬洲支線を利用した。 多くの市民が休暇を利用して本土に赴いており、深セン市での消費が香港よりも手頃で、サービスの質も優れているとの声もあった。 参考文献:香港ポスト
2023/10/02
ワイン&ダインフェスが10月開催

香港政府観光局は大規模な野外グルメイベント「香港ワイン&ダイン・フェスティバル」を5年ぶりに開催する。世界中から食とワインを愛する人々を香港へと迎え、アジアのグルメ都市である香港の食文化やワインを堪能できるこの 4 日間のフェスティバルは、11 月いっぱい香港全域で開催される美食とナイトライフ・イベントの幕開けとなる。 香港ワイン&ダイン・フェスティバル 2023は10 月26 日から 29日までの4日間、セントラル・ハーバーフロント・イベントスペースで開催される。5年ぶりの開催となる今年は、世界の料理とワインを取りそろえた約300のブースが出展されるほか、あらゆる世代の食通を対象としたインタラクティブなワークショップも開催される。人気の「主要国パビリオン」では、世界36カ国のワインメ ーカーが一堂に会する。今年はフランスとイタリアのクラシック・ヴィンテージと、タイ、モルドバ、フ ィンランドの新興ワイン産地にスポットライトが当てられる。また初の試みとして「中国ワイン・デ ィスカバリー」コーナーが設けられ、寧夏から Xige Estate や Chateau Mihope 続きを読む
2023/07/14
香港政府のギフトショップがオープン

香港特区政府新聞処(Information Services Department)は香港の宣伝や市民の帰属感の向上を目的に、ギフトショップ「政府礼品店(Government Gift Shop)」を開設し、7月7日から正式に営業を開始した。同日付政府公報によると、香港の区旗やエンブレムがあしらわれていたり、観光名所や美しい風景が印刷されているなど、香港らしいデザインのさまざまなギフトを販売。マグカップをはじめ、ティーポットとカップのセットや「開心香港(ハッピー香港)」プロモーションのロゴが入ったデザインのエコバッグもある。香港の夜景が印刷されたクリアファイルやスーツにネクタイ姿のテディベアはお土産にも喜ばれそうだ。ギフトショップの所在地はアドミラルティーの政府庁舎内(香港添馬添美道二號政府總部東翼一樓/1/F, East Wing, CGO, 2 Tim Mei Avenue, Tamar, Hong Kong)で、営業時間は月~金曜10~18時。オンラインストア(www.giftshop.gov.hk)でも購入可能だ。 参考文献:香港ポスト