2020/04/22
トヨタとダイハツ、生産停止延長 日系主要社、軒並み停止も

トヨタ自動車とダイハツ工業のインドネシア製造会社は16日、生産停止を延長すると発表した。トヨタが13日から17日まで、ダイハツは10日から17日までだったが、いずれも24日までになった。新型コロナウイルスの感染拡大による需要減少や、首都圏における「社会的大規模制限(PSBB)」の実施を受けた対応。 CNNインドネシアによると、三菱ブランドの乗用車などを製造する三菱モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)も生産停止を計画。スズキとホンダも24日までの停止を発表しており、三菱が止めれば販売台数で国内上位5位までを占める日系ブランドが、軒並み生産を停止する形になる。 インドネシアでの感染者数は6575人(19日時点)で、東南アジア最大になった。 国内の自動車販売台数は、感染が拡大した3月に前年同月比33・9%減の6万447台になり、深刻な打撃を受けている。収束の兆しは見えず、各社で引き続き延長が重ねられる可能性がある。 参考文献:DIGIMA
2020/04/20
香港エクスプレス、運休期間を延長

香港エクスプレスは4月15日、フライトの運休延長を発表した。 同日の香港メディアによると、同社は新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行とアジア各国・地域で入境制限が行われていることに対応したフライト運休を6月18日まで延長すると発表。 新型コロナ流行状況に留意しながら6月19日からのフライト再開を計画しており、同社のウェブサイトでは引き続き19日以上のチケットは販売している。影響を受けた顧客には柔軟に対処し、出発日や路線の変更、キャンセルによる全額返済にも応じているという。 参考文献:DIGIMA
2020/04/17
成田−ジャカルタ減便 羽田便は運休延長 全日空

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全日空は1日1往復している成田─ジャカルタ間の直行便を20日から、週4便に減便する。また、4月2日から全便運休している羽田─ジャカルタの直行便は、24日までだった運休期間を延長する。 成田発ジャカルタ行きのNH835便は4月21、23、24、26、30日、5月1、3、5日、ジャカルタ発成田行きのNH836便は4月22、24、25、27、29日、5月1、2、4、6日にそれぞれ運航する。NH835便は5月7日から、NH836便は5月8日から毎日運航する予定。 参考文献:DIGIMA
2020/04/15
活動制限令4月28日まで延長

4月10日、ムヒディン首相はテレビ演説で、活動制限令( Movement Control Order -MCO)を、2週間延長し、4月28日(火)までとすると発表した。 3月18日にスタートした活動制限令だが、3月30日までだったのが4月14日に延長になり、さらに今回4月28日に延長された。 マレーシア経済への影響を考慮し、4月15日からいくつかの産業に関しては、段階的に規制を緩和していく。詳細に関しては後ほど発表されるという。 学校に関しては、新型ウイルスの感染が落ち着くまでは休校とし、それまではオンラインでの授業とする。 参考文献:DIGIMA
2020/04/13
「全国民はマスク着用を」 配布も検討 ジョコウィ大統領

ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は6日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国民に外出時のマスク着用を呼び掛けた。ジョコウィ大統領は、国民へのマスク配布についても検討しているという。地元メディアが報じた。 外出時のマスク着用をめぐっては、ジャカルタ特別州のアニス・バスウェダン州知事が4日、市民にマスクの着用などを呼び掛ける州知事令に署名していた。 また、西スマトラ州パダン市では6日から、外出時のマスク着用を義務化。マスクを着用せずに外出した場合、「マスク2枚分」に相当する罰金が科されるという。 一方、国内では2月ごろからマスクの価格が高騰している。 新型コロナウイルス発生前は約3万ルピアで販売されていた50枚入りのマスクが、電子商取引(EC)サイト上で約60万ルピアで販売されているという報道もある。 参考文献:DIGIMA
2020/04/10
空港で入境者すべて新型コロナ検査

香港では4月に入って空港からの入境者が大幅に減少したため、入境者すべてに新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)の検査を行うこととなった。 4月6日付『星島日報』によると、3月19日から香港に入境した者はすべて14日間の強制検疫を受けなければならなくなり、その6日後には海外から非香港住民の入境はできなくなったが、4月に入ってからは香港国際空港を経由して入境した香港住民は3日連続で1000人を下回った。 香港国際空港から入境する香港住民は3月半ばには6000人余りだったが、3月末には1406人にまで減少。4月に入ってからは約1000人となり、2日には新型コロナ発生後で最少のわずか662人。3月19日の6138人に比べると約90%減となった。 行政会議メンバーの林正財氏は4月5日、香港に戻る人の数が大幅に減少したため空港での対策を強化したと指摘。5日にペルーから到着した香港市民から新たなやり方を試行し、旅行者はアジア国際博覧館の検査センターで新型コロナの検査を行い、結果が出てから陰性の場合だけ自宅に戻って在宅隔離することになった。 参考文献:DIGIMA
2020/04/08
2週間の操業停止決定 コロナ影響 他国拠点に続き スズキ

スズキは3日、現地法人が運営するインドネシア国内工場の操業を13〜24日まで停止させると発表した。インドやパキスタンなど他国の生産拠点に続く措置になり、メーカー各社と同様に一時的に生産が大きく減退する局面にある。 新型コロナ感染拡大とそれを受けた政府の外出自粛要請を受けての措置。東ジャカルタチャクン、西ジャワ州ブカシ市タンブン、同州ブカシ県チカランの3カ所で二輪、四輪、エンジンを製造しているが、これらの生産を止める。正規のワークショップやディーラーなどでのアフターフォローは続けられる。 同社は声明で「最優先事項は健康。従業員を保護するための努力の一環」と説明している。 スズキはインドネシアに先行して操業を停止させてきたパキスタン、米国といった国々でも停止期間の延長を決めている。 同社の2月の四輪車世界生産は前年同月比で5%減った。最重要拠点のインドに続き、インドネシアでも生産を一時止めた上半期は需給バランスを見極めた舵取りが必要となる。 参考文献:DIGIMA
2020/04/06
バーとパブの2週間閉鎖を指示 新型コロナ対策強化
香港は、新型コロナウイルス感染拡大抑制策として社会的距離確保のための規制を強化し、現地時間3日午後6時(日本時間同日午後7時)から2週間、パブとバーを閉鎖するよう指示した。違反者は6カ月の禁固刑と5万香港ドル(6450米ドル)の罰金を科される。 香港政府は3月23日、空港で3月25日以降の域外からの入境を、乗り継ぎも含め全面的に禁止すると発表、また一部の場所における酒類提供の禁止を検討中と表明していた。 政府は2日夜に発表した声明で「酒類の販売・提供を行なっている施設(一般的にはバー・パブなど)は、すべて閉鎖しなければならない」と表明。また、香港で確認されている感染者のうち62人がバーと関連しており、生後40日の乳児を含む14人に二次感染していると説明した。 スーパーやコンビニ店舗での酒類購入は引き続き可能という。 香港で感染が確認された人は累計802人、死者は4人。 参考文献:DIGIMA
マカオから広東省に駆け込み出境

広東省では3月27日から新たな入境制限措置が実施され、同省の出入境管理所を経由するすべての入境者は14日間、集中隔離されることとなった。 同日の香港メディアによると、新措置は同日午前6時から実施されるため、マカオから珠海市へ出境する多くの市民や労働者で出入境管理所は夜通しごった返しとなった。新措置が実施される8時間前、マカオの3つの出入境管理所では計1万1600人が出境。最近の同時間帯に比べると約10倍の人数に達した。 同日午前9時半からマカオの黒沙環中街一帯の多くのスーパーマーケットでは米の商品棚の大部分が空となった。多くの市民は数袋の米を買ってキャリーカートで持ち帰った。八百屋でも野菜を購入する市民が普段に比べ約20%増えた。ある市民は普段、平均で週に1回は中国本土に買い物に行くが、新措置によってマカオで買い物するしかなくなると不満をもらした。 マカオ特区政府経済局と消費者委員会は、同日朝から糧食、生鮮食品、冷凍・冷蔵食品の供給状況を巡回調査した。目下のところ民生食用品の在庫は充足し供給は安定しているが、市民には過度に購入しないよう呼びかけている。 参考文献:DIGIMA
2020/04/01
香港大家楽、夜6時半から店内飲食できず

大家楽集団は3月25日、傘下のレストランで夜は店内で飲食できずテイクアウトだけにすると発表した。 同日の香港メディアによると、同グループのファストフード店「大家楽」のほか、「一粥麺」「米線陣」「Oliver’s Super Sandwiches」は27日から4月9日までの2週間、午後6時半以降は店内飲食サービスを取りやめ、テイクアウトサービスだけの提供となる。「大家楽」と「一粥麺」ではディナーメニューのテイクアウト商品の提供を午後5時からに繰り上げる。 また新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)対策を強化する措置として、「大家楽」の全店舗で各座席を隔てるための透明プラスチック板の設置を進めるという。 参考文献:DIGIMA