2022/07/04
習主席、返還25周年で重要講話

習近平・国家主席は7月1日、返還25周年記念式典と第6期特区政府就任式に出席し、重要講話を発表した。同日の香港メディアによると、習主席は重要講話で4つの必須と4つの希望を提示。4つの必須とは(1)1国2制度の方針を全面かつ正確に貫徹しなければらない(2)中央の全面的統治権堅持と特区の高度な自治権保障は同等でなければらない(3)「愛国者治港」を実現しなければらない(4)香港の独特の地位と優位性を維持しなければらない――。4つの希望とは(1)統治水準の向上に努める(2)絶えず発展のエネルギーを増強させる(3)民生問題を効果的に解決(4)ともに融和と安定を守る――。また習主席は1国2制度の根本的な趣旨は「国家の主権・安全・発展の利益を守り、香港・マカオの長期的繁栄と安定を維持する」ことと指摘。返還20周年の際に言及したことを繰り返した上で「1国2制度を変更する理由はなく長期的に堅持しなくてはならない」と強調した。 参考文献:香港ポスト
2022/07/01
1日は一部バス路線が無料乗り放題

7月1日は香港特別行政区成立記念日で、香港返還25周年にあたる。 6月27日の香港メディアによると、九龍バス(KMB)は7月1日に一部路線で運賃無料の乗り放題を実施すると発表した。終日無料になるのは、九龍地区を運行している路線バス番号1番のバス(九巴1号線)。竹園邨~チムサーチョイフェリーピア間を走行するこのバスは油麻地、旺角、九龍城を経由する。運行ルートのバス停近くには多くの観光名所やショッピングスポットがあるので便利だ。乗車する際にオクトパスカードを使用すると運賃が無料になり、始発から最終車まで回数無制限に乗車できるという。この優待に関する詳細はKMBのホームページで案内している。 参考文献:香港ポスト
2022/06/29
観塘にドラえもん博物館オープン

日本旅行で藤子・F・不二雄ミュージアムを訪れた香港市民も多いが、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)で日本に旅行できないファンのために「香港版ドラえもん博物館」がオープンした。6月24日の香港メディアによると、観塘にある「多迷館」は敷地面積2000平方フィート。入り口をくぐると最初に目に入るのが5体の大型ドラえもんフィギュア。館内は多くのゾーンに分けられ、約3000点のドラえもんグッズが展示されている。中には2021年に発売されたドラえもんとグッチのコラボによる丑年シリーズ、『ドラえもん』誕生50周年を記念して発売された数量限定の「どこでもドア型本棚」などがある。店主は初期の太ったドラえもんがお気に入りであるため、館内には初期ドラえもんの専門ゾーンもある。またポップアーティストの村上隆によるドラえもん京都展の限定扇子、ドラえもん漫画版BE@RBRICK、伝統工芸の九谷焼コレクションなども必見だ。 所在地:観塘鴻図道41号華鴻工貿中心6楼1B室 参考文献:香港ポスト
2022/06/27
10月に「日本秋祭in香港」開幕

在香港日本国総領事館はこのほど10~11月に「日本秋祭in香港-魅力再発見-」を開催すると発表した。香港では2016年から「日本秋祭in香港-魅力再発見-」という映画、公演、芸術・工芸、スポーツ、セミナー・教育関連、F&B、キャンペーン等の日本関連イベントが、毎年10月から11月を中心に開催されている。同イベントは日本の文化やモノ・サービスを積極的に受け入れてくれる香港に感謝の気持ちを表し、日本の魅力をもっと知り、楽しんでいただく機会を提供するという趣旨で行われており、各種団体・企業等が実施するイベントを「日本秋祭」の事業として認定し、これまで様々なイベントが実施されてきた。昨年は一昨年に続き新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行下での開催となったが、過去2番目に多い146の認定事業が実施された。香港では現在も各種防疫措置が講じられているが、感染症対策に十分配慮しつつ今年も10月から11月を中心に「日本秋祭」を開催することとなり、領事館ホームページ(下記)でイベントの募集を開始した。 参考文献:香港ポスト
2022/06/24
新型コロナ後初の日本ツアーが出発

日本が海外からの旅行ツアー受け入れを再開したことを受け、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行後で初めてとなる香港からの日本旅行ツアーが6月22日朝に出発した。同日の香港メディアによると、ツアーは東瀛遊(EGLツアーズ)が開催したもので参加者は10人。ツアー開催の基準人数は6人以上で、行程で参加者の新型コロナ感染が確認された場合は現地の医療関係者が密接接触者の線引きと隔離の必要性を判断する。また同社の現地職員が感染者と隔離が必要となった参加者の世話をすると説明した。今回のツアーは出発前日にようやく在香港日本国総領事館から確認が得られ、参加者全員の入境ビザ取得に成功したという。 参考文献:香港ポスト
2022/06/22
5月の来港者数は252.7%増

香港政府観光局(HKTB)は6月17日、2022年5月の観光統計を発表した。同日付プレスリリースによると、22年5月の来港者数は前年同月比252・7%増の延べ1万8710人だった。5月の来港者のうち中国本土からの旅行者は前年同月比270・1%増の延べ1万4419人。本土以外の国・地域からの旅行者は同204・5%増の延べ4291人。このうち、マカオも含む短距離市場は同263・3%増の延べ1813人、長距離市場は同174・2%増の延べ1851人、新市場は同252・7%増の延べ1万8710人だった。一方、22年1~5月の来港者数は前年同期比26・7%増の延べ3万4892人だった。来港者のうち中国本土からの旅行者は同35・8%増の延べ2万6625人。本土以外の国・地域からの旅行者は同4・1%増の延べ8267人。このうち、マカオも含む短距離市場は同5・1%増の延べ3656人、長距離市場は同3・6%増の延べ3023人、新市場は同44・4%減の延べ660人だった。国・地域別の統計の詳細は6月30日に発表される見込みだ。 参考文献:香港ポスト
2022/06/20
ドイツ製ワクチンの接種間隔を延長

特区政府は6月17日、専門家の最新の提案を受け入れバイオNテックの新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの接種間隔の延長を発表した。同日の香港メディアによると、18~59歳の市民がバイオNテックのワクチンを接種する場合、1回目の接種から2回目の接種までの間隔はこれまで3週間以上とされていたが、これを8週間以上に延長するよう注意を呼びかけた。22日午前9時から該当者はワクチン接種スキーム専用ウェブサイトの予約システムを通じて1回目の接種から8週間後の予約時間を選択できることとなる。すでに2回目の接種を予約した市民はまずその予約をキャンセルまたはウェブサイトで変更するよう求めた。特別な必要性がある者は個人のリスクとメリットを考慮してリスクに同意した上で、1回目から2回目の接種間隔を少なくとも3週間以上に短縮することも可能と指摘した。専門家がバイオNテックのワクチン接種後に心筋炎が発生する状況について調べたところ、1回目と2回目の接種間隔を延長すれば発生リスクが低下するとのデータが得られたという。 参考文献:香港ポスト
2022/06/17
雇用条例改正で隔離は病欠扱いに

立法会本会議で6月15日、「2022年雇傭(修訂)条例草案」が可決された。同日の香港メディアによると、草案では従業員が検疫または隔離で出勤できない場合は病欠とみなし、雇用主は理由なく解雇できないことが規定された。一方、従業員が十分な医学的理由を提供せずにワクチン接種を拒否して解雇された場合は、理由なく解雇されたとはみなされない。香港工会連合会(工連会)所属で労働界選出の梁子穎・議員は、改正案の通過は新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行の影響を受けた従業員にとって有利となり、雇用関係に影響が出ないようガイドラインが明確化されたと指摘した。これまでは14日間の在宅隔離で出勤できなくなった従業員が年休から差し引かれたり、無給休暇扱いになるなどで収入が大幅に減ることとなった。 参考文献:香港ポスト
2022/06/15
香港の生活費用は引き続き世界最高

人材コンサルティング会社のECAインターナショナルはこのほど、「生活費用研究」の最新結果を発表した。6月7日の香港メディアによると、香港は過去1年、物価上昇と香港ドル高により引き続き世界で最も生活費用が高い都市となった。香港の物価は前年同期に比べ3%上昇し、世界の物価上昇率5.8%に比べ低い。世界の物価上昇による香港への影響が他の都市に比べて低いが、香港ドルと米ドルのペッグ制によって香港ドル高を維持し、香港が引き続き世界で生活費用が最も高い都市となった。 参考文献:香港ポスト
2022/06/13
トラム、7月から3ドルに値上げ

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行は多くの公共交通機関の運営に影響を与え、タクシーが7月半ばから値上げすることになったのに続きトラムも7月に運賃を引き上げる。6月8日付香港各紙によると、行政長官と行政会議は7日、「電車条例」に基づき香港電車公司有限公司のトラム運賃調整に同意した。トラムの大人料金(12歳以上)は現行の2.6ドルから3ドルに引き上げられることとなり、値上げ幅は1.5倍となる。3~11歳は1.3ドルから1.5ドルに、65歳以上は1.2ドルから1.3ドルに引き上げられる。新運賃は7月11日から実施される。1カ月定期券は220ドルから260ドルに引き上げられ、4日間乗り放題の「遊客票」は廃止となる。 参考文献:香港ポスト