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2024/03/01

香港

初の都市ゴミ焼却炉が来年稼働予定

特区政府環境及生態局の謝展寰・局長は2月26日、香港グリーンウィーク円卓会議に出席し、政府の二酸化炭素削減戦略として初の都市廃棄物焼却炉が来年稼働する予定であることを明らかにした。27日付香港各紙によると、謝局長は「香港におけるグリーンテクノロジーの発展を支援する政策と生態系システムの構築」フォーラムで講演。香港は二酸化炭素排出量を積極的に削減しており、1997年以降は石炭火力発電所を建設していないと指摘。2050 年までにカーボンニュートラルを達成する計画と目標を更新した。 現在、香港の二酸化炭素排出量は2014年のピーク時と比べて25%減少しており、2035年までに二酸化炭素排出量が半減するとみられている。謝局長は、香港の廃棄物埋め立て方法では温室効果ガスが発生するため、2035年にすべての埋め立て地の使用を中止する計画であり、政府は廃棄物エネルギー施設の建設を進めている。その最初の施設が石鼓洲近隣の人工島に建設している「I・The PARK1」。来年には焼却炉が稼働し、屯門には第二の廃棄物発電施設も建設される予定で、将来的にはこの施設を通じてゴミが処理できるようになると期待されている。

謝局長はさらに、香港の二酸化炭素排出量のほぼ3分の2は発電によるもの、20%は交通によるもの、10%は廃棄物処理によるものであると指摘。このため政府は、2050年までに発電ネットゼロの達成を目標とした排出削減戦略を策定。香港の電力の90%は建物で使用されていることから「省エネとグリーンビルディング」も重要な戦略であると述べた。政府の目標は2050年に商業ビルで30~40%、住宅ビルで20~30%の電力消費量を削減することで、2035年までに上記目標の半分が達成される。

参考文献:香港ポスト

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