2023/11/10
非愛国者は選挙の立候補資格なし
特区政府は10月31日、「地域ガバナンスの改善とより良い地域社会の共同創造」と題するセミナーを開催し、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の鄭雁雄・主任が講演した。11月1日付香港各紙によると、鄭主任は講演の中で、4つの観点と愛国者の3つの「誠実な心」を提起。地域統治改善の第一原則は「愛国者治港」が区議会議員選挙で全面的に実現されることであると強調し、「愛国者」には公認基準があり、彼らの言葉に耳を傾け、彼らの行動を観察しなければならないと指摘。「昨日まで反中乱港だった人、または反中乱港の政治グループに属している人は、今日いくつかのスローガンを叫ぶだけで突然愛国者になれるはずはない」と述べ、 非愛国者ひいては反中乱港分子は選挙に立候補する資格すらないと言明した。
鄭主任は習近平・国家主席の言葉を引用して「国家主権、安全保障、発展の利益を守ることが一国二制度の最高原則である」と述べ、地域統治を形成する歴史的論理を深く理解し「香港版カラー革命」を完全に排除しなければならないと指摘。逃亡犯条例の改正案をめぐる混乱の香港版カラー革命を背景に行われた区議会選挙では、反中乱港勢力が暴力的手段を用いて愛国愛港の候補者や市民を威圧、脅迫、攻撃し、白昼堂々の暗殺未遂も発生。選挙管理委員会は刑事的損壊、暴力行為、脅迫を含む1000件を超える通報を受けた。反中乱港分子は区議会、立法会、さらには行政長官の権力を掌握し、国家の安全保障と香港市民の利益を深刻に脅かしたと説明した。
鄭主任は、現在の香港の混乱の根本原因はいまだ払拭されておらず、統治の基盤を強化する必要があると述べ、米国など西側勢力が依然として介入しており、海外の反中乱港分子の行動は依然続いていると指摘した。このため地域統治をさらに改善し、愛国者によって完全に支配される区議会選挙を確実にすることによってのみ、区議会が再び麻痺するのを防ぎ、カラー革命の土壌を完全に排除することができると強調した。
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