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2019/07/12

シンガポール

コーディングの授業、来年から小学校高学年に実施

イスラワラン通信・情報相は7月10日、デジタル化社会に向けた同省としての計画を発表した。来年末までに初等教育の4年~6年生を対象にコーディングの授業を行う。試験的に今年、一部の小学校で、初等教育試験終了後の特別授業として10時間の授業を行う。
 
コーディングとは、プログラムを書くこと、もしくは文字や画像、音声などのデータを特定のコードに置き換える(符号化する)ことを指す。中等学校では既にコンピューターの授業を実施しており、これを補完する意味でコーディングを選択科目として実施する。
 
通信・情報省は高齢者、中小企業を特に対象とした、デジタル技術利用のための計画を推進する。すべての企業がデジタル化で力を付け、全ての労働者がデジタル技術を身に付け、全ての市民がデジタルでつながる経済を構築する。あわせて、サイバーセキュリティーの専門チームを組織し、第5世代(5G)無線ネットワークの安全を確保する。5G技術では送信可能データが増えるため、脆弱性も増すためだ。
 
このほか、中等学校、高等教育機関の学生にサイバーセキュリティーについて学んでもらうための宿泊研修を実施する。高齢者向けには「独立世代デジタルクリニック」として、基礎的デジタル技術を教えるワークショップを100回開催する。中小企業には引き続き、業務のデジタル化を支援する政府助成計画の活用を奨励する。

参考文献:DIGIMA

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